スペシャル

なぜなにグリムガーデン

第9回

ごあいさつ

桜子

やあ皆さん、ご機嫌いかがかな?
『なぜなにグリムガーデン』第9回の更新です!

桜子

司会進行を務めるのは、もうすっかりお馴染みの
私・和泉桜子です。そして、もう1人は――

白雪

……アシスタント兼お手伝いの白雪です。
皆さま、今週も最後までチョリース

桜子

――むむっ!?

桜子

し、白雪っ!?
君、ちょっと待ちたまえっ!?

白雪

……? なんでしょうか、和泉さま。
コーナー開始早々、そんなに恐い顔をして

桜子

か、顔のことは言うなっ!?
あ……いや、それはともかく……っ!

桜子

今の君の挨拶が――何というか、
とてもチャラい感じに聞こえたんだけど……?

白雪

あ、チャラい感じ……?
これはまた、大変お恥ずかしい所を

白雪

白雪ともあろう者が、発売1週間前という事実に
少々テンションが上がっていたようで――ふふっ

白雪

ついつい、地元の時のしゃべり方が
出てしまったようですね

桜子

な、地元っ!? ということは……君は、
もとはあんな感じのキャラだったのか!?

白雪

あっ。いえ、和泉さま……申し訳ありません。
今のは、ほんの大嘘で――

桜子

大嘘!?

白雪

……はい。実際は、ただなんとなくの
思いつきで言っただけなので……

白雪

大した意味は、特になかったりします

桜子

な、なかったり!? ――いやいや、
あまり適当なことを言ってもらっては困るよ、白雪

桜子

何しろ今日は、発売日の
1週間前という大事な回なのだ

桜子

いつも以上に気を引き締めて
進行しないとダメなのだからね……?

白雪

和泉さま、チーッス

桜子

――っ!?

桜子

………………と、というわけでっ!!
第9回のコーナーを始めますので、よろしくお願いしますっ!

今までのおさらい

桜子

さて、今回の解説なんだけど――

桜子

今日はいつもとは趣向を変えて、
今までのおさらいをしてみようと思うんだ

白雪

……? おさらいですか?

桜子

うむ。このコーナーも4月の開始から
もう2ヶ月近くの時間が経っている

桜子

コーナーをご覧の皆さんが忘れている項目があるかも
知れないし、発売日の前に再確認できればと思ってね

白雪

あっ、なるほど……。
それは白雪も、親切で良い考えだと

桜子

うむ。そう思うだろ、白雪?

白雪

はい。一瞬、このコーナーで扱うネタが
切れただけじゃね? とも思いましたが……

白雪

そのような高尚な理由があると知って、
白雪も、ほっとひと安心いたしました

桜子

――ぎくっ!? あ、当たり前じゃないか!

桜子

べ、別にネタになんて困ってないし――まあ、
ともあれ! 今まで解説のおさらいです!

白雪

なのです

【魔女】

【グリム】を発現させた者を指す俗称。
公的な呼称ではないが、社会での【グリム】保持者の増加と共にいつの間にか定着するようになった。
【グリム】の発現時に周囲に被害を及ぼすことから、一般社会から忌避されており、差別的な扱いを受けることもある。
また近年、【グリム】保持者が関わる犯罪事件の増加も、ひそかな社会問題となっている。
【グリム】が不安定な精神から生じることから、その発現者は、若い世代の男女――特に女子学生が多く、それもまた【魔女】という俗称の理由となっている。

【グリム】

【グリム】とは、人の心から生じるとされる異質な現象。
その者の隠された欲望や恐怖から生じるとされているが、詳しい原因は現在も解明されていない。
また、人間の欲望や恐怖から生じるという性質から、【グリム】の発現者は、自分の意志とは関係なく周囲に害を及ぼしてしまう。
それゆえ【グリム】の保持者は、「災厄を呼ぶ者」という過去に伝承に倣って【魔女】と呼ばれている。

【グリムガーデン】

【グリム】発現者――【魔女】のために造られた隔離施設。
【グリム】の発現時、多くの発現者は、自分の【グリム】をコントロールすることができない。
それゆえ、いったんそれまでの生活から切り離され、この施設内にて【グリム】の制御を学ぶことになる。
物語の舞台となるガーデンは、収容されているのが少女のみのため、ごく例外的に擬似的な『学園』形式を採っている。

【保護監督官】

【グリムガーデン】において、収容者の指導を行う役職名。
主な役割は、収容者の【グリム】訓練の監督を務めること。
まだ【グリム】の制御ができない収容者を指導するため、【グリム】の暴走に備えて、高いレベルの身体能力と危機対応力が必要とされる。
1人の【保護監督官】が担当する収容者は、3人から5人。
【保護監督官】は、収容者に対して大きな権限を持ち、その生活に関わるすべてを指示し、従わせることができる。

桜子

最初は、この4つの項目だね。
私達や主人公である先生を巡る世界について――

桜子

これらが、本作の根幹となる設定だから、
よく覚えておいてほしい――という話をしたと思う

白雪

はい。それから、『根幹』という言葉のエロさ
について、和泉さまと2人で盛り上がったりなど……

白雪

ふふっ。あの時は、
ちょっとしたガールズトークでしたね

桜子

いやいや、君は何を言っているのだ!?

【ガーデンの生活】

ガーデンとは、危険なグリム発現者のための収容施設である。
そのため、ガーデンの収容者は厳しい規律によって縛られ、管理された生活を送っている。
しかし物語の舞台となる白神市のガーデンは、年若い女性を対象にしていること、
そして代表者である桐原瑞穂の強い意向によって、ごく例外的に、ある程度の自由な生活が許されている。
中でも特徴的な例として、『食事面での優遇』『施設内通貨』『代理購入制度』などがある。

【グリム進度と訓練について】

【進度】とは、防疫公社が定めたグリム発現者の危険度を表す指標。
その定義は以下のようになっている。

・進度1:発現者が、自分のグリムを制御できない状態。
・進度2:発現者が、自分のグリムを制御できるようになった状態。
・進度3:発現者が、自分のグリムを有効に活用できるようになった状態。

ガーデンに収容された発現者は、この進度を上げるためにグリム制御の訓練に励むことになる。

【制御ピアスと制御キー】

通常では有り得ない【グリム】を保持する者を管理・監督するための専用器具。
【制御ピアス】には、【グリム】の抑制剤を投与する機能があり、またグリム発現時の脳波の乱れを感知する機能・逃亡時の対策のために位置測定機能が付いている。
【制御ピアス】は、対応する【制御キー】によって機能する。そして【制御キー】を持つ者は、そのグリム保持者の【管理者】と呼ばれている。
ガーデン内においては、【保護観察官】が、担当する収容者の【管理者】となり【制御キー】を持つことになる。

桜子

そして、次の解説――主に、
私達のガーデンので生活や訓練に関してだね

白雪

ふむふむ……

桜子

これらの要素は、ガーデンの生活がメインとなる
物語の前半に関わってくるからね

桜子

ちょっとややこしい部分もあるけれど、
なるべく頭に入れておいてほしいな

【防疫公社】

近年増加の一途を辿る【グリム】発現者に対応するために設立された公的機関。
大きく分けて、管理部門・対応部門・研究部門の3部門に分類されている。

・管理部門:【グリム】保持者の管理・【グリムガーデン】の運営などを担当。
・対応部門:【グリム】関連の犯罪捜査・逃亡者の追跡などを担当。
・研究部門:【グリム】という現象についての研究・専用器具の開発を担当。

現在の【グリム】問題の複雑化・高度化から、公社に所属する職員は総合的に高い能力が必要とされ、
また、それに応じた高い報酬や社会的地位が保証されている。

【回収班】

【防疫公社】対応部門内の一部署の名称。
主に【グリム】に関わる犯罪事件や、【防疫公社】管理外の【魔女】の捜索などを行っている。
その職務の性質上、【魔女】や【グリム】に対して否定的な考え方を持つ者が多く、
それが原因で不幸な『事故』が起きる場合もある。

【外部活動】

【ガーデン】が推進する【魔女】の更正プログラムのひとつ。

収容者が保持するグリムの中には、社会でも有用と考えられるものも多い。
【外部活動】とは、その有用性やグリムの安定性などを確認するため、
警察や協力企業などの外部組織の依頼に応え、収容者を貸し出すことを言う。
【外部活動】に参加できるのは、【監督官】と訓練を重ね、進度3に達した収容者のみ。
また【外部活動】には、必ず担当の【監督官】が同行する。

【魔女狩り】

近年、【グリム】発現者の増加に伴って社会問題化しつつある暴行事件の通称。

施設で【グリム】制御を習得し、社会に戻った【魔女】が一般社会の者に襲われること。
【魔女】や【グリム】の暴走で被害を受けた者達が、それを恨んで実行する場合が多い。
ある特定の者の犯行ではなく、近頃では一種の流行現象となっており、全国の至る場所で発生している。
また、物語の舞台である白神市は、【魔女狩り】の発生率が全国でもかなり高くなっている。

桜子

それから、次の解説――これらは、
ガーデンの外側や、社会状況に関わる要素だね

桜子

ガーデンの中を舞台にしていた物語前半と違って、
後半では、少しずつ『外』の要素も絡んでくる……

桜子

なので、分量が多くて読むのが大変だと思うけど、
こちらも目を通してもらえると嬉しいな!

白雪

ふぁ。ねむねむ……

桜子

むむっ!? 白雪!?

桜子

――待ちたまえ! 解説が長いからって、
いま君、完全に居眠りしてただろう!?

白雪

あ、あう……? しまったです……

また次回

桜子

というわけで、本日の解説は以上だね。
今回は、今までのおさらいということで――

桜子

いつもとは違う進行になってしまったけど、
皆さん、最後まで読んでくれてありがとう!

白雪

皆さま、ありがとうございます

桜子

こんな風にまとめて置いておけば、実際に
プレイする時の用語集代わりにもなるしね

桜子

ちょっと長いけれど、これはこれで便利だと思うよ!

白雪

……? それは確かに、
その通りだと思いますが……

白雪

だったら、最初から用語集的な
ページを作っておけば良かったような……?

桜子

っ!? それは――ま、まあ、こちらにも
大人の事情的なものが色々とあるのだよっ!!

白雪

はぁ。大人……?

白雪

このゲームに登場するキャラクターは、
すべて18歳以上でほにゃらら的な

桜子

い、いや……だから、その辺は
なるべく触れないでおくとして――さて!!

桜子

改めて――今回までのおさらいは、以上です。
皆さん、発売前の予習・復習に役立ててください!

白雪

……皆さま、よろしくです

桜子

というわけで、
本日の『なぜなにグリムガーデン』は、これにてお別れです!

桜子

皆さん、7月26発売『グリムガーデンの少女』、
よろしくお願いします~っ!

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