スペシャル

なぜなにグリムガーデン

第7回

ごあいさつ

桜子

さて、今回もやってきました、
『なぜなにグリムガーデン』第7回の更新です!

桜子

今回から通常の2人に戻ってお送りします。
司会進行を務めるのは、私・和泉桜子です。そして――

白雪

アシスタント兼お手伝いの白雪です。
皆さま、前回は休暇をいただき大変恐縮です

白雪

お陰さまでばっちりリフレッシュできましたので、
今回からは、気分をあらたにお仕事に励みたいと

桜子

うむ! いい心がけだね、白雪

桜子

それに、その君のツヤツヤした顔を見ると、
お休み中は、さぞ充実していたようだね

白雪

……ふふ、そうですね。
休暇中は、我ながらかなりの充実ぶりでした

桜子

へえ、それは良かった。
どこかに出かけたりしたのかな?

白雪

あ、いえ……。白雪は、どちらかと言えば
インドア派のお手伝いなので、外に出ることは

桜子

ん、そうか。じゃあ何をしてたんだい?

白雪

……1人で、しっとりしてました

桜子

は? しっとり?

白雪

はい。白雪が担当する『お手伝い』というのは、
まさに『戦場』とも言うべき厳しいお仕事……

白雪

そんな激務の疲れを癒やすため、
主にスキンケアなどしつつ、お部屋でしっとりと――

桜子

そ、それは……!?
何というか、人生に疲れたOLみたいな休日だけど……

白雪

ゆず湯にも入りました

桜子

あ、うん。そうか……。
それは、かなりしっとりしそうだね……

桜子

ま、まあ……リフレッシュできたのは
確かなようだし、それはそれで良しとしよう

桜子

では今回から、改めてよろしくね、白雪!

白雪

はい。よろしくお願いします、和泉さま

桜子

というわけで、今回はこの2人でお送りするので、
皆さん、最後までよろしくお願いします!

白雪

皆さま、よろろ~です

外部活動について

桜子

――さて、早速だけど、
今日のテーマは『外部活動』についてだね!

白雪

ですです

【外部活動】

【ガーデン】が推進する【魔女】の更正プログラムのひとつ。

収容者が保持するグリムの中には、社会でも有用と考えられるものも多い。
【外部活動】とは、その有用性やグリムの安定性などを確認するため、
警察や協力企業などの外部組織の依頼に応え、収容者を貸し出すことを言う。
【外部活動】に参加できるのは、【監督官】と訓練を重ね、進度3に達した収容者のみ。
また【外部活動】には、必ず担当の【監督官】が同行する。

白雪

ふむふむ。なるほど……和泉さま、
これが『外部活動』ということですね

桜子

うむ。このコーナーも回数を重ねて、
だいぶ専門的な話になってきたけど、白雪は理解できたかな?

白雪

ええと、そうですね……?

白雪

今の解説を白雪なりにまとめると……要するに、
一般企業におけるインターン制度のようなものですね

白雪

進路のまだ決まっていない学生が、
実際のお仕事現場を体験する、という

桜子

ああ、なるほど。
それは良いたとえかもしれないね、白雪

桜子

君の言う通り、この外部活動とは、
収容者と外部組織を橋渡しするための制度なんだ

ガーデン外観、繁華街
桜子

外部組織側は、紙の上のデータだけじゃわからない
収容者たちの能力・適性を見ることができるし――

桜子

一方、収容者の側からすれば、自分のグリムが、 実際の仕事で通用するかどうか確かめることができる

白雪

ふむふむ……

桜子

この外部活動で良い結果を出せると、
それだけガーデン卒業後の進路が有利になる

桜子

協力組織から誘いの声がかかることもあるし、
公認『魔女』として、公社に採用されることもある――

桜子

などなど、私達の将来にも大きく関わってくるんだ

白雪

なるほど。
つまりは、有力企業からの青田刈りということですね

白雪

まったく……氷河期世代で苦労した白雪には、
とても羨ましいお話です

桜子

むっ、氷河期!?
というか君は、就職活動とかしてたのか……?

白雪

あ、いえ……? それについては……

白雪

申しわけありませんが、和泉さま。
その辺りは、白雪のプライベートに属しますので

桜子

そ、そうか。プライベート……。
いや、別にどうでもいいんだけど……

桜子

ともかく、そんな外部活動には、
各担当の監督官が、必ず同行することになっている

白雪

はて、同行?
お目付役……ということですか?

桜子

うむ、そうだね。監督官は、
担当する『魔女』の保護者兼監視役――

桜子

世間では今、『魔女狩り』などという、
グリム保持者に対して危険な事件が起きているからね

桜子

そう言った脅威から『魔女』を護ると共に、
逃亡や暴走の監視も行う――

桜子

それが、外部活動を行う監督官の役目となるんだ

白雪

それが、監督官のお役目……。
しかし、それはどうなのでしょう……?

桜子

……おや、白雪?
どうしたんだい、そんな腑に落ちない顔をして?

白雪

いえ……皆さまの時は、
飛鷹さまが、担当されるのですよね?

桜子

え? 先生?

白雪

はい。お話を聞く限り、外部活動の同行は、
大変なお仕事だと思うのですが……

白雪

あのぐーたらな飛鷹さまに、
そのように困難な任務が務まるのか、と

桜子

あ~………………

白雪

もし、任務の途中に買い食いでもして、
皆さまをピンチに陥れやしないだろうか、と

白雪

白雪的には、そのような心配が……

桜子

……いっ、いやいや!
白雪の心配も、もっともだとは思うけれど!

桜子

ああ見えても、彼はやる時はやる男だからね。
きっと、大丈夫なんじゃないかな~って、うんっ!

白雪

はぁ、やる時はやる……?

桜子

……う、うむ。私は、そう信じているよ!

桜子

ま、まあ!
この外部活動には、物語の後半で、私達も何度か参加するからね

桜子

その時、一体どんな展開が生まれてくるのか――
いや~白雪、本当に楽しみだねっ!

白雪

い、いえ……? その強引な話のまとめ方、
何やら、余計に不安がふつふつと……?

また次回

桜子

――というわけで、今回の解説は以上だね。
皆さん、今日も最後まで付き合ってくれてありがとう!

白雪

皆さま、ありがとうです

桜子

うむ。地味にコツコツ続いていた
このコーナーも、今回でもう7回目――

桜子

いや、最初はどうなることかと思ったけど……、
意外と順調に進んでいるんじゃないのかな?

桜子

その辺り、白雪はアシスタントとしてどう思う?

白雪

……? そうですね、和泉さま。
順調と言えば、順調かも知れませんが……

白雪

しかし、白雪の魅力を広く世間にアピールする、という
最大の目的がおざなりになっている感もありますので……

白雪

白雪的には、まだまだ課題は山積みだと

桜子

……いやいや。前回の楠木にも言ったけど、
このコーナーの趣旨は世界観と設定の紹介だからね?

桜子

そういう謎のアピールを
考慮する必要はないと思うんだけど……

白雪

あっ、そうなのですか?

白雪

……では、それ関しては、
今後の白雪の個人的な課題ということで、ふふっ

桜子

いや、『ふふっ』じゃなくてね……。
まったく君という人は、自由すぎるというか何というか……

桜子

まあ、それはともかく――今回の
『なぜなにグリムガーデン』は以上で終了です

桜子

いよいよ発売日も近づき、このコーナーも
次回から一週おきの更新となりますので!

桜子

ぜひとも、来週の更新を楽しみにしてください!

白雪

……皆さま、よろしくお願いします

桜子

うむ! それでは皆さん、また来週~っ!

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