スペシャル

なぜなにグリムガーデン

第4回

ごあいさつ

桜子

やあ皆さん! 暑くなったり涼しくなったりの
なんだか落ち着かない気候だけど、元気にしていたかな?

桜子

さて、PCソフト『グリムガーデンの少女』の世界に
ついてお伝えするこのコーナーも、いよいよ4回目だねっ

桜子

今回も、私・和泉桜子が張り切って司会進行を務めますので、
皆さん、よろしくお願いします!

白雪

アシスタント兼お手伝いの白雪です。
皆さま、よろしくです

桜子

――うむ、白雪。というわけで、
今日の最初の話題はweb体験版だね

白雪

はい、和泉さま

桜子

前回の最後でも言ったけど、当COSMIC CUTEウェブサイトにて、
現在『グリムガーデンの少女』体験版が公開中だ

桜子

ゲームの雰囲気も掴めるし、もし未プレイの方がいたら、
ぜひプレイしてほしいな!

白雪

はい。物語の世界観や設定についても、
このコーナーを読むより、ずっとよくわかりますので

桜子

い、いや、白雪?
それは、あまりに身もフタもない言い草というか、このコーナーの存在意義が……?

白雪

あ……これは、失礼いたしました。
白雪ともあろうものが、つい不都合な真実を……

白雪

ともあれ、今回の体験版――プレイしていただいた方には
とても好評らしく、白雪の方にも沢山の感想が届いています

桜子

おっ、本当かい? それは嬉しいな。
白雪、たとえばどんな感想が届いているんだい?

白雪

はい。『体験版、面白かった!』『白雪ちゃんマジお手伝い』
『白雪は俺の嫁』『白雪だけはガチ』などなど……

白雪

聞くところによると、
感想の実に9割が白雪についてのものだったと

桜子

――きゅ、9割っ!?

桜子

ちょ、ちょっと待ちたまえ!?
そ、それはさすがにあり得ないんじゃないのかな……!?

桜子

わ、私達3人だって、それなりに出番があったわけだし……と、
というか、私達3人のヒロインとしての存在意義が……っ!?

白雪

あっ。あり得ない……ですか

白雪

ふぅ、さすが和泉さまの洞察力です。
こんなに早く、白雪のウソがバレしまうとは……

桜子

えっ? バレた? ウソ?

白雪

はい。人気投票的なものの際に優位に立とうと、
白雪が我が身かわいさに、ついデマゴーグ(誤情報)を……

白雪

実際の体験版での反応は、各ヒロインの皆さま、
同じくらい好評だったとのことです

白雪

ふふっ、本当にありがたいことですね

桜子

…………

白雪

…………

桜子

――こ、こら!! 白雪!?
どうして君は、すぐそういうしょうもないウソをつくのだっ

桜子

私はもう、すごくびっくりして――うう、
とにかく、そこに正座しなさい!!

白雪

あ、あう……

本日のゲストです

桜子

ということで……1時間ほど白雪を説教して、
ようやく挨拶から次に進むわけだけど

白雪

はい。こってり絞られました

桜子

う、うむ。のれんに腕押しで、説教をしている
こっちの方が疲れたけど……とにかく!

桜子

前回に続いて、今回もゲストに来てもらっているからね。
まずはその紹介からいってみようか

白雪

はい。ゲストですね

桜子

うむ。それでは入ってくれ――恋塚

若葉

――はい。かしこまりましたわ、和泉さん

若葉

コーナーをご覧の皆さん、ご機嫌いかがですか?
わたくしは、ガーデンで暮らす収容者・恋塚若葉と申します

若葉

本日は、このような重要なコーナーに
呼んでいただいて、光栄に思っておりますわ

若葉

よろしければ、皆さま。
最後まで楽しんでいってくださいね、おほほっ

桜子

…………

桜子

あー……。えーと、恋塚?
今日は君は、そういう感じで……いくのかな?

桜子

なんというか、すさまじくネコを被ってる感じだけど

若葉

は、はあ!?
一体何をおっしゃっているのですか、和泉さん?

若葉

どこをどう見ても、わたくしはいつも通りで――
まったく、言ってる意味がわかりませんわ、お~ほっほっほ

桜子

うーむ、そうだったかな……?
普段の君は、もっとアレな感じだったと思うが……

若葉

なっ、アレ!?

桜子

うむ。特に意味もなく何かと私に絡んできたり、
特に意味もなく高笑いをして煽ってきたりと……

桜子

正直、少々めんどくさいというか――

若葉

め、めんどくさい!?

桜子

訓練中に突然奇声を発したり、かと思えば先生の前では、
妙に可愛く振る舞ったりと――まあ、総じてアレな感じが

若葉

なっ、ななななな、何をいうのですか和泉さん!?

若葉

そ、そんなことを言ったら、
あなたの方がよっぽどアレではないですか!?

桜子

むっ、アレ?

若葉

そうですわ! ツンデレだか何だか知りませんが、
いつもしかめっ面で顔が恐いですし!!

若葉

そんな顔が恐くて愛想のないことだから、
いつまで経ってもクラスに友達ができなかったり――

桜子

きっ、君!?
顔とか、生まれつきのことに言及するのは卑怯じゃないか!?

桜子

そんなこと言ったら、君の頭の横に付いてるのは何なんだ!?
完全にドリルじゃないかっ!? 刺さると尖って痛そうだぞっ!!

若葉

――っ!? 和泉さん!?
わたくしのチャームポイントに何か文句でもぉぉぉ!?

白雪

…………(口論中の2人を眺めてる)

白雪

……ということで、本日はこの3人でお送りしますので。
皆さま、よろしくお願いします

グリム訓練と進度について

桜子

……そ、そんなわけで、
今回のテーマは『グリム進度と訓練について』だね

白雪

ですです

【グリム進度と訓練について】

【進度】とは、防疫公社が定めたグリム発現者の危険度を表す指標。
その定義は以下のようになっている。

・進度1:発現者が、自分のグリムを制御できない状態。
・進度2:発現者が、自分のグリムを制御できるようになった状態。
・進度3:発現者が、自分のグリムを有効に活用できるようになった状態。

ガーデンに収容された発現者は、この進度を上げるためにグリム制御の訓練に励むことになる。

桜子

という感じなんだけど、わかったかな、白雪?

白雪

……和泉さま? これが、グリムの進度?

白雪

しかし、進度3の最強の能力者はガーデンに7人だけとか、
そういう燃え燃えな感じではないのですか?

桜子

あ、ああ、そうだね……。
本作は、そういう少年ジ●ンプ的なノリとは、ちょっと違っているんだ

桜子

本作のグリム進度は――どちらかと言うと、
運転免許のようなものかな?

白雪

はて、免許ですか?

桜子

うむ。グリムは人の心に根差すものだからね。
その発現の仕方は千差万別――

グリム発動
桜子

その強さ・弱さを数値化するのは難しいし、
そもそも、『暴走した時の危険性』という問題がある

桜子

ゆえに『魔女』を管理する側としては、
まず『グリムの危険性』を重視して、基準を定めているのだね

白雪

ふむふむ……

桜子

つまり、その『魔女』が安全にグリムを使えるかどうか。
運転免許と言ったのも、そういう理由だね

桜子

上位ランクの進度3でも、訓練さえすれば、
ほとんどの者が到達できるし――

白雪

大型特殊免許のようなものですね

桜子

……うん。
逆に、進度1のままの『魔女』は、施設から出ることも許されない

桜子

『魔女』が、自分のグリムを制御できない――それは、
一般社会にとって、とても放置できない危険な状態なんだ

白雪

確かに。白雪も、無免許での爆走はアウトだと思います

桜子

そ、そうだね……。『魔女』を管理する防疫公社にとって、
まず基準となるのは『グリムの安全性』――

桜子

それから、
どれくらい一般社会の役に立つかという『有用性』――

桜子

グリム進度は、これらに従って定められているんだね

白雪

ふむふむ、なるほど……。
それで、グリムの強さ・弱さは関係ない、と

桜子

うむ。『グリムの安全性』そして『有用性』。
この辺がグリム進度に関わるキーワードだね

桜子

――と、私の理解はこんな感じなんだけど、
どうかな恋塚、何かおかしな点はなかったかな?

桜子

生憎と私は、まだ進度1の身だ。
進度3の君から、何か付け加えることでもあれば

若葉

ええ、そうですわね……?
おおむね問題ないようですが――あえて言うなら、ひとつだけ

桜子

ほう、何かな?

若葉

ええ。わたくしの名前は、恋塚若葉――

若葉

ガーデン最強のグリムと謳われている――
『電撃』を保持する『魔女』でございます

若葉

コーナーをご覧の皆さま、ぜひお見知りおきを――ふふっ

桜子

い、いや……?
だから、強さ弱さの話はしていなかったのだが……

桜子

というか君、絶対今までの話、
ちゃんと聞いていなかったよね……!?

また次回

桜子

というわけで、今回の解説は以上だね。
今回も最後まで付き合ってくれて、本当にありがとう!

白雪

……皆さま、ありがとうございます

桜子

今回はグリムに関わるテーマということで、
収容者仲間である恋塚に来てもらったわけだけど――

桜子

さて、恋塚? 今回のコーナーはどうだった?

若葉

はい、そうですわね。
まあ、悪くはなかった……というところでしょうか

若葉

少々、和泉さんの進行が若干ぎこちなく感じましたが、
そこはわたくしがフォローしてさし上げましたので、ふふっ

桜子

そ、そうかな……? 今日の恋塚、ぶっちゃけ、
場をかき回す以外してなかった気がするけど……?

桜子

まあ、ともかく! 無事に終わったのは確かだし、
終わりよければ全て良し――だね!

桜子

というわけで、恋塚。もし機会があれば、
ぜひまたこのコーナーにも顔を出してくれたまえ

若葉

ええ、もちろんです。
いつでも、お呼びがかかるのをお待ちしておりますわ、ふふっ

桜子

う、うむ……。なんだか、またネコかぶりモードになって
正直ちょっとアレだけど、ここはあえてスルーしておこう!

桜子

それでは皆さん、今回は以上でお別れです。
『なぜなにグリムガーデン』次回の更新をお楽しみに~っ!

白雪

皆さま、また次回~

若葉

おほほっ。皆さん、よろしくお願いしますわ~♪

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